医薬経済オンライン

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住友化学が描く「ファーマ抜き」の未来予想図

重点部門の「ヘルスケア領域」で研究開発力には頼るが

2025年3月15日号

 住友化学は住友ファーマ抜きでヘルスケア分野の青写真を描くのかーー。  3月4日、住友化学は25年度を起点とする3ヵ年の新中期経営計画「Leap Beyond」を発表した。サウジアラビアのサウジアラムコとの石油化学事業の合弁会社「ペトロ・ラービグ」と住友ファーマという“双子の赤字”によって23年度で純損失3120億円と「創業以来の危機」(岩田圭一社長)に陥っていた住友化学だが、矢継ぎ早の事業売却やコストカットで24年度はV字回復を見込む。新中計では残る構造改革とともに、事業ポートフォリオ高度化と投下資本利益率(ROIC)経営の徹底で再成長をめざす。  数値目標は最終年度27年度でのコア営業利益2000億円など。農薬をはじめとする「アグロ&ライフソリューション」、電子材料などの「ICT&モビリティソリューション」の2部門が牽引役だ。その上で再生・細胞医療と開...  住友化学は住友ファーマ抜きでヘルスケア分野の青写真を描くのかーー。  3月4日、住友化学は25年度を起点とする3ヵ年の新中期経営計画「Leap Beyond」を発表した。サウジアラビアのサウジアラムコとの石油化学事業の合弁会社「ペトロ・ラービグ」と住友ファーマという“双子の赤字”によって23年度で純損失3120億円と「創業以来の危機」(岩田圭一社長)に陥っていた住友化学だが、矢継ぎ早の事業売却やコストカットで24年度はV字回復を見込む。新中計では残る構造改革とともに、事業ポートフォリオ高度化と投下資本利益率(ROIC)経営の徹底で再成長をめざす。  数値目標は最終年度27年度でのコア営業利益2000億円など。農薬をはじめとする「アグロ&ライフソリューション」、電子材料などの「ICT&モビリティソリューション」の2部門が牽引役だ。その上で再生・細胞医療と開発

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